野菜と寒暖差。人間とダイナミクス。

 

畑をやるようになってから、作物を植える時期の見極めがいかに重要か分かってきた。

 

例えば僕の住む田舎は4月でも遅霜や積雪があったりして、夏野菜などの若芽は一撃で滅亡する。

 

僕はファミコンのカセットを買っても説明書に目を通さずいきなりゲームを始めて狼狽するような人間だ。

痛い目に遭うことを経験則として保持する。

ずぶの素人の僕は、ホームセンターで苗が並び出したのを「もう植えていい時期」と解釈して何も考えずに買ってきて意気揚々と植えるものの、ことあるごとに端から駄目にしてしまった。

 

 

 

ネットの情報や苗についている【植える時期について】の注意書きはあんまり意味ないことに気が付いた。

あれは一般的な情報であり、その土地土地で気候や環境が違うため参考にはならない。

 

特に僕が住む伊那谷は場所によっても高低差があり、ぶっちゃけ同じ市に住んでいても気候が全く違うこともザラである。

 

なので適材適所というか、同じ地域であろうと畑の場所によっては植える時期も変わってきてしまうのだ。

 

 

トマトなどの夏野菜は大体ゴールデンウィーク明けたら植えるのが基本と母が言っていた。

実際植えたトマトは殆ど死滅してしまった。

 

だが、どうやら根がしっかり張った苗は最近新しい葉っぱが出てきた。

 

母曰く、恐らくそのままにしておけばトマトはできると思うとのこと。

思ったより脆弱でもあり、思った以上に屈強でもある。

 

 

「ねつ野菜」という仲良しの変態農家さんがいて、以前対談させていただいた事がある。

 

影山企画

  伊那市美篶(みすず)に面白い農家さんがいゅ

 

彼は伊那市産の野菜が一番うまいと言い切っていて、その理由として朝晩の寒暖差が大きいほど野菜のうまみはブーストされる。ということを仰った。

確かにこの辺は朝晩の寒暖差も非常に大きく、つい先日は朝ストーブ点けていたのに日中は20度近くまで上昇し、野良作業をしていた僕はTシャツで過ごしたくらいだった。

 

 

なんだか人間も同じだな、と思った。

 

どんなに屈強な人でもちょっとしたことで落ち込むし、落ち込んだことをきっかけに強くなっていく人もいる。

僕自身、喪失こそが一番の教訓だと思っているので、どんなに辛くなったとしても見える景色を大切にして取り組めば、浮上した時もっと大きくなれることを確信している。

仙豆食べたサイヤ人みたい。

 

寒暖差って体調崩す元だったりしてネガティブなイメージあるけど、捉え方だと思う。

 

 

昔やってたパンクバンドで僕が作詞した曲があって、『flower does not blooms unless it encounter the cold』て曲なんだけど、直訳すると「寒さがなければ花は咲かない」ってことで、ちょっとストイックだけど個人的にはとても気に入ってる。

 

ダイナミクスの無い人生はそれはそれで素晴らしいけど、この世に無駄な事なんて一つも無いし、もしあるとしたら勝手に自分でそう決めつけているだけ。

 

 

 

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