素人がプロに勝つために

 

 

外壁がだいぶ形になった。

頂戴した廃材は形も長さもまちまちであった。

それは想像通りで、むしろ個人的にはそうであってほしかった。

ランダムに板を張ると一見めちゃくちゃヘタクソに見えなくもないが、ちゃんとした理由はあるのだ。

 

板はところどころ色合いが違ったり、重なっていたり、少し隙間が空いている。

 

土台も手作り、支柱も自分で切った。

色塗りも結構ラフにやってるので色が付いていないところもある。

 

 

もう一度全体を見る。

いや、個人的にめちゃくちゃ素敵だと思う。

 

恐らくプロがやったらこうはならないだろうし、全部図ったように普通の美しい壁が出来ただろう。

 

DIYは好きだが、そうは言ってもプロの其れとは比較にならない、あくまで趣味レベルだ。

そんな僕がプロと同じことをなぞらえても、きっとプロと同じには作れないだろう。

むしろ寄せようとしたことで逆に滑稽になってしまう。

 

僕はどうしても自分でやりたかったので、アイデアを出した。

そこで思いついたのがこのいろんな色や長さや素材を使った外壁だった。

 

これ、後で調べたら『乱尺張り』という、れっきとした建築技法だそうだ。

 

この写真は綺麗だけど。

 

 

何事もそうだが、素人でもプロに勝てるものがあるとしたら技術などではなく『発想』だと思っている。

仰々しく勝つとか言ってるけど、別にそういう意味ではなくて。

 

技術的なものはどうやったって経験値が必要だけど、工夫やアイデア次第で突き抜けられてしまうことは多々ある。

 

 

あと、この壁を作りたかった理由はとても大事なことがもう一つあって、あとから息子にも好きなように板を張ってもらったり色を塗ってほしいということ。

綺麗な壁だったらそれは気が乗らないけど、こういう壁なら存分に好きにやってほしい。

 

息子が幾つになっても、壁を見るたびに今を思い出せたら素敵だ。

 

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